PSQI質問票

睡眠品質を主観的に評価することができるのがピッツバーグ睡眠質問票(PSQI)です。
このPSQIは、睡眠障害の評価として広く使用され ており、睡眠の質・入眠時間・睡眠時間・睡眠効率・睡眠困難・睡眠薬の使用・日中覚醒困難の7 要素の合計得点として算出されます。 信頼性,妥当性の高い尺度であり,睡眠の質的, 量的情報が得られ、得点により睡眠の阻害状態がわかります。

    【過去一ヶ月間におけるあなたの夜間睡眠の状態や環境についてお答えください】

    ①寝床に入る時刻は平均して何時ごろでしたか?
    午前午後

    ②寝床についてから眠りにつくまでの時間は平均どのくらいかかりましたか?
    (分単位でお答えください。)

    ③平均して何時ごろ起床しましたか?
    午前午後

    ④実際の睡眠時間は平均何時間くらいでしたか?
    (寝床にいた時間とは異なります)
    1日平均

    ⑤以下の理由で、どの程度睡眠をとるのが困難だと感じましたか?
    下記に記した頻度で、各質問ごとに該当する記号を選択してください。

    A.寝床についてから、30分以内に眠ることができなかった

    B.夜間、または早朝に目が覚めたから

    C.トイレに起きたから

    D.息苦しかったから

    E.咳が出たり、大きないびきをかいたから

    F.ひどく寒く感じたから

    G.ひどく暑く感じたから

    H.悪い(怖い)夢を見たから

    I.痛みがあったから

    J.上記以外の理由があったから

    ⑥過去1ヶ月間のご自分の睡眠の質はどうでしたか?

    ⑦過去1ヶ月間において、眠るために薬をどのくらいの頻度で服用しましたか?

    ⑧過去1ヶ月間において、車の運転中や食事中、社会活動中など、眠ってはいけないときに起きていられなくなり、困ったことがどのくらいの頻度でありましたか?

    ⑨過去1ヶ月間において、物事をやりとげるのに必要な意欲を持続するうえで、どのくらい問題がありましたか?

    ⑩家族や同居人はいますか?

    ⑪上記で家族・同居人がいると答えられた方のみお答えください。ご家族または同居されている方に、過去1ヶ月間のあなた自身のことについてお聞きになり、以下の該当する項目を選択してください。

    A.大きないびきをかいていた

    B.眠っている間に、しばらく呼吸が止まることがあった

    C.眠っている間に、足がぴくんとする動きがあった

    D.眠っている途中で、寝ぼけたり混乱することがあった

    E.上記以外に、じっと眠っていないようなことがあった

     

    ピッツバーグ睡眠質問票日本語版 The Japanese version of the Pittsburgh Sleep Quality Index (PSQI-J)
    をもとにご質問しております。

    参考文献(日本語版) ○ Doi Y, Minowa M, Uchiyama M, Okawa M, Kim K, Shibui K, Kamei Y. Psychometric assessment of subjective sleep quality using the Japanese version of the Pittsburgh Sleep Quality Index (PSQI-J) in psychiatric disordered and control subjects. Psychiatry Res 2000; 97 (2-3):165-172. ○ 土井由利子, 簑輪眞澄, 大川匡子, 内山真: ピッツバーグ睡眠質問票日本語 版の作成. 精神科治療学 1998; 13 (6); 755-769. (*英語による引用:Doi Y, Minowa M, Okawa M, Uchiyama M. Development of the Japanese version of the Pittsburgh Sleep Quality Index. Japanese Journal of Psychiatry Treatment 1998; 13 (6): 755–763 (in Japanese).)

    参考文献(英語版) ○ Buysse DJ, Reynolds CF 3rd, Monk TH, Berman SR, Kupfer DJ. The Pittsburgh Sleep Quality Index: a new instrument for psychiatric practice and research. Psychiatry Res 1989; 28(2): 193-213.