眠りのプロショップSawada 快眠寝具研究室

おかげさまで創業120周年を迎えました

本年眠りのプロショップSawadaは創業120周年を迎えることとなりました。顧みれば、明治23(1890)年曽祖父 沢田禎二郎が長浜市宮町(現大宮町)にわた打ちの仕事を始めました。信仰に篤く、貧しいながらも朝から晩まで仕事を続けていたといいます。その後永禄製綿と名称を変え、日吉町に工場を建て、宮町では綿を商いました
昭和37(1962)年、株式会社沢田商店として製綿部に加えて寝具小売部としてスタート。最初は宮町で、そのあと現在の神戸町(元浜町)に店舗を構え、その品質の良さから「ふとんならさわだ」という評価をいただいてまいりました。羽毛ふとんもいち早く店頭での製造とリフォームを提供しています。
さて近年、睡眠に悩む方が非常に増えています。より快適な睡眠空間の提案をすべく、さわだでは滋賀医科大学睡眠学講座で睡眠の勉強を納め(睡眠指導士上級)、質の高い眠りの提供に努めています。一方、環境に配慮した寝具の推進も取り組み、良質の自然素材を長く使ったり、再利用するなどで、グリーン購入大賞において大賞をいただいております。
これからも、お客さまが健康な毎日を送っていただけるよう、睡眠と寝具について探求を行ない、安心していただける品をお届けしてまいります。
今後も、より一層のご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。
                     睡眠指導士上級・睡眠環境コーディネーター 四代目店主 沢田昌宏


快眠カウンセリングをさらに充実します

快適な眠りを得るには、生活習慣などを改善したり、住環境などを見直したりといろいろな改善点がありますが、寝具、とりわけ敷寝具は最も大きな影響を与えるものです。従来、寝具と言えば掛寝具のイメージが強いのですが、背骨を正しい姿勢で支えるための敷寝具の重要性はますます高くなっています。近年注目を浴びている枕も、大きな目で見れば敷寝具の一部だけですから、枕だけの改善だけでは全体的な解決にはならないのです。
敷寝具はいままで本来あるべき機能がないがしろにされてきました。敷寝具に新しい機能を負荷して健康寝具といって販売されることも多いのです。それらを全て否定するわけではありませんが、自分の体質や寝姿勢によって、もっと自分に合った寝具選びというものがあるはずです。
眠りのプロショップSawadaは2年前の改装で、店の二階にお試し寝コーナーを設けて、実際に試していただくようにしました。このお試し寝コーナーは私たちが滋賀医大や日本睡眠環境研究機構などでの勉強や試行錯誤を通じて、「快眠カウンセリング」へとすこしずつバージョンアップしています。

巷にはいろいろな寝具があふれています。また、テレビ通販でもいかにも決定版のように表現している寝具が少なくありません。眠りのプロショップSawadaはできる限り正しく客観的なデータをご提供しながら、皆様の快眠へのお手伝いをさせていただきたいと考えています。


健康維持のために中高齢者への快眠をサポート

中高齢者と書きましたが、本当に睡眠と寝具のことを真剣に考えていただきたいのは、子どもと、40代以降の中高年です。
とくに最近は生活習慣病などから、閉塞性の睡眠時無呼吸症候群になる方も多く、高血圧はもちろんのこと血管関係の疾病を起こすリスクが非常に高くなります。また、長寿社会と言われますが、本当に大事なことは元気な身体を維持することであり、そのためには質の高い睡眠を取っていただくことが重要になります。本来中高齢者というと50代以上ですが、40代から潜在的にリスクを持っていらっしゃる方が少なくありません。また、ストレスが原因で不眠に至る人も少なからずあり、すこしでも睡眠時のストレスを低減する方法を考えていかなければならないのです。120周年を機に、眠りのプロショップSawadaは中高齢者の快眠サポートを充実していきます。

50,60代からの寝具についてのパンフレットはこちら(PDF形式)

子どもの眠りが危ない

中高齢以上に問題なのは子どもの眠りです。文部科学省が「早寝・早起き・朝ごはん」のキャンペーンを行っていますが、このような生活習慣の改善と同時に行わなければならないのが、現状極めて低レベルにある子どもの寝具の改善です。
高い代謝量の子どもには、ホコリが少なくて、吸湿発散性の良い寝具を選ぶ必要がありますが、多くのジュニア寝具はポリエステルわた入りです。昔は木綿わた入りの寝具で、ちゃんと布団干しができていましたが、今は寝具自体に吸湿性がなく、布団をちゃんとメンテナンスすることができなくなっています。120周年を機に、子どもたちの正しい睡眠と寝具の選び方を啓蒙し推進してまいります。

こどもねむりプランについてのパンフレットはこちら(PDF形式)