スッキリ目覚める睡眠リズムの作り方

気持ちよい目覚め

朝の目覚めがすっきりしないことありませんか?

仕事に勉強、日々の生活が忙しいと毎日の睡眠生活も乱れがち。

でも、朝起きる時間は決まっているからスッキリ目覚めたいですよね。

睡眠時間や起きる時間はどのようにすれば気持ちよく目覚められるのでしょう?

 

 翌朝スッキリ目覚めるには90分の倍数の睡眠時間で

「睡眠は何時間寝るのがベスト?」とよく聞かれます。実はこのような質問される方は意外と多く、
特に年齢とともに睡眠時間が短くなることに不安を覚えるそうです。

睡眠の役目は脳やカラダを休めて、疲労の回復、傷を修復、記憶の整理をすること。

睡眠時間の長さも大切ですが、

目覚めた時しっかり活動できる快適な睡眠がとれたかという「眠り方」

がポイントです。

睡眠を簡単に言うと、脳と体が起きているいわゆる覚醒状態と反対に、
意識の喪失を周期的にくりかえす状態といわれます。

眠りの状態には厳密ではないですが、眠りが浅く、脳が動いて記憶の整理などを行っているレム睡眠と、
脳が休んでいる状態のノンレム睡眠と2つの睡眠状態があります。

ひと晩に数回この睡眠状態が交互にくりかえされるのですが、
レム睡眠とノンレム睡眠の周期は約60~110分となります。
これを平均すると約90分のサイクルで繰り返しているので、
それを目安に90分の倍数時間で起きると目覚めが良くなると言われていますが、
実際には個人差があります。

ですが、全く否定されるものではなく、
90分前後のサイクルから自分に合ったサイクルを見つけることが、
朝スッキリ目覚めることのできる近道です。

日本人の平均睡眠時間は6~7.5時間と言われていますが、
この90分サイクルの目覚めが自然と睡眠のリズムとして現れているのかもしれませんね。

良い睡眠リズムのグラフ

また睡眠のゴールデンタイムという言葉もありますが、
その時間は肌の修復やシワの防止などアンチエイジング・美肌に効果的な
成長ホルモンが分泌される時間帯です。
(ゴールデンタイムについてはまた別の記事に書いています。)

特に、入眠後の3時間くらいは、深い状態のノンレム睡眠の割合が多く、
この時に成長ホルモンが多く分泌されますので、
少なくとも3時間以上はしっかり眠ることが大切です。

おすすめの睡眠時間は、早起きするなら22時に眠りつき、5時半頃起きるのがおすすめ。遅くても0時までには眠るのが健康的です。

ちなみに睡眠リズムの周期は、後半になるほどノンレム睡眠のステージレベルが浅くなっていきます。ですので、睡眠時間を7時間以上に設定する方が、目覚めが良くなります。

また、睡眠の途中で目覚めたり、熟睡できないのは不眠症の症状のひとつです。
飲酒や過剰なカフェインの摂取、ストレスや神経の興奮などが原因になっていることもあります。

忙しいと睡眠時間がしっかりとれないこともあると思いますが、
睡眠不足だと飲酒状態と変わらない判断力の低下や思考能力の鈍化が起こります。
このような睡眠不足の状態が続くと記憶障害や意識障害などがあらわれることもあるそうです。

睡眠の仕組みと自分の睡眠パターンを理解し、
コントロールすることで効率の良い睡眠を取り、
自分に合った睡眠時間を見つけることが、
スッキリ目覚めるコツと言えます。

まとめ

無理な徹夜や、睡眠時間が短いことは、
仕事や勉強をするうえで非常に効率が悪くなります。

普段10分でできるはずの仕事が30分以上かかってしまう。
覚えたはずの勉強が、次の日にはほとんど忘れてしまっている。
こんな経験ありませんか?

睡眠時間を削っても何もいいことはありません。
90分サイクルを目安に、自分にとって一番目覚め良く起きられる睡眠時間を見つけて、
良い眠りとすっきりした目覚めで毎日元気に過ごしましょう。

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