快眠連携−大阪のホテルで快眠ルームをプロデュース
ホテルというのは眠るということが大きな目的であるはずなのに、ややもすると軽視されていたきらいがあります。最近の高級ホテルでは、その点マットレスや掛ふとんなど工夫がされるようになってきましたが、それでもメーカー主導で、本当に使う側に立って考えられているのかというと、疑問な部分もあります。
今回お話があって、「まちのホテルで快眠ルームを」という企画に共感し、大阪の4つのホテルで10月1日より各1室ずつSawadaがプロデュースする快眠のための部屋がオープンいたします。
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今回の主役は、関西でユニークなホテルや旅行の企画をインターネットで提供しているホットワイヤーの窪さん。7月のある日に電話をいただいたのが発端です。主旨は「ビジネスのお客様が多いまちのホテルで、より快眠について追求した部屋を作り、テストマーケティングを行ないたい」とのことでした。これは大阪の産業創造館の認定事業にもなっているそうで、「いろいろとメーカーからの話はあるんだけど、どうしてもメーカー主導、商品主導になりそうなので、眠りのセレクトショップとしてのSawadaのアイディアを」とのお話。
小さい企業としてはスポンサー企業としての負担もばかにならないのですが、常々ホテルの寝具に疑問を感じていた私としては、窪さんの熱意に共感して「やってみましょう」ということになったのです。
Sawadaがプロデュースする部屋は各ホテル1つ。他の2つのスポンサー企業は西川リビングさんとイワタさん。ともに寝装卸の大手です。小企業としては腕が鳴ります。
快眠ルームのコンセプトを練り上げる中で、考えたのは「せっかくエクストラチャージを払っていただくのだから、通常では味わえない寝心地を」ということと、「環境にできるだけ負荷をかけない素材を」という考え方から、ヨーロッパでトレンドの天然素材を中心とした、環境にやさしく、人にもほっとできる寝具で構成してみようということになりました。特に、既存のホテルに泊まったときに、しばしばしばしば蒸れが気になって眠れない私にとって、通気性と吸湿発散性に優れた素材を選ぶことは必然だったのです。
ベッドはウッドスプリング+ラテックスマットレス
最初はラテックスマットレスだけで、とも思ったのですが、実際に現状使われているボトムマットレスでは不十分でしたので、レベルの高い睡眠をめざすためにも、ヨーロッパで標準となっているウッドスプリングベッドと組み合わせることにしました。
センベラのウッドスプリングベッド「クラフト」
ドイツ・センベラ社のウッドスプリングベッドを使用した、リーズナブルプライスのベッドです。ホテル用なので、ヘッドボードの無いタイプをセレクトしました。
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シングル
セミダブル
ダブル
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49,000円
59,000円
69,000円
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GETHA17ラテックスマットレス
マットレスもヨーロッパ製といきたかったのですが、まちのホテルで導入しやすいプライスという課題もあります。昨今のユーロ高、原油高ではなかなかきびしいところ。そこでマレーシア製ですが、ヨーロッパの機械と技術を導入して、品質的にも十分満足の行くGETHA社のラテックスマットレスを採用しました。このマットレスは腰部が固い3ゾーンにタイプなので、ウッドスプリングと組み合わせると、ふんわり・しっかりとした良い寝心地が得られます。
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シングル
セミダブル
ダブル
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71,400円
82,950円
96,600円
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高吸湿発散性のドイツ・ビラベック社の羊毛ふとん
まちのホテルは空調の細かな調整ができない場合があります。そこで、体付近の温湿度をすばやく・うまく調整できる寝具が望まれます。Sawadaが選んだのは、羊毛ふとんの最高峰ドイツ・ビラベック社のものでした。日本でも最高級の羊毛ふとんといっても過言でない品をゼイタクかもしれませんが、羽毛ふとんの場合はどうしても通気性に難点があります。ビラベックのマコトリコット生地なら羽毛ふとん生地に比べて通気性は100倍以上。羊毛の持つ吸湿・発散・保温の力を十分に生かすことができるのです。肌ふとん(ホテルなので厚手の寝具は不要です)とベッドパッドの組合せは、「太陽の力をいっぱいふくんだ」という形容詞がぴったりな心地良さを生み出してくれます。
一般にベッドパッドは軽んじられる傾向にあるのですが、実は肌に近いところで寝心地を左右する大きな要素なのです。ベッドパッドだけでみれば、日本で一番良いホテルのベッドパッドだと断言できると思います。
また、難燃性が高いのもウールの特徴といえるでしょう。
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シングル/31,500円
ダブル/ 42,000円 |
シングル/29,400円
セミダブル/34,650円
ダブル / 42,000円
クイーン/ 47,250円 |
エアバッグで調節可能なまくら
コンセプトからいえば、天然素材で提案したかったのですが、アンケート等でも、一番指摘されているのがまくらの高さです。そこで、今回はプレジール社のエアバッグを使って頚椎の高さを調節できるというまくらを2種類採用しました。
レムールピロー
3種類のポリエチレンパイプの中身を使い、表はメッシュの生地を使った通気性の良い、しっかりめの枕です。
ネックフィットピロー
頚椎側は低反発ウレタン、頭側にFT(羽毛タッチのポリエステルわた)を使った、ソフトめの枕です。
多くの方は、ポリエチレンパイプでいいと思いますが、ソフト目をお好みの方はネックフィットピローをお試し下さい。
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レムールピロー/10,290円 |
ネックフィット/10,290円 |
快眠ルームの寝具はお買い求めいただくことができます。(掛ふとんはホテル内の温度に合わせ9〜10月向けの肌ふとんですので、通常お使いになる場合は厚手が必要です。ご相談下さい)
ホットワイヤー、もしくは眠りのプロショップSawadaまでご連絡下さい
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