体質別寝具の選び方 - 肩こりや腰痛
肩こりも腰痛も正しい姿勢で眠り、筋肉や神経に負担をかけないようにすることが解決への第一歩
肩こりも国民病みたいなものかもしれません。これもさまざまな原因が考えられますが、正しい寝姿勢が得られないためにある筋肉が緊張を強いられている、末梢神経が圧迫されているなどがあげられます。
まず、正しいまくらと敷ふとんを選んで、体にかかる不必要な負担を減らすことが大切です。
全ての基本は背骨のカーブをどのように保持するか、あるいは横寝の場合は背骨の線が真っ直ぐになっているか、ということにかかってきます。従って、そのような寝姿勢をキープでき、自然でリラックスして眠ることができる敷ふとんやベッド・マットレスを選ぶことが最も重要です。これには当然個人差があります。靴選びよりも難しいでしょう。カウンセリングを受けて、自分に合わせた敷寝具やマットレスを選んでください。
硬い敷寝具に横寝で寝る方の中で肩こりになる方はかなり多いのです。これは敷が硬いと肩を圧迫するために、肩の周りの筋肉が始終緊張を強いられるからです。この様な場合、どれだけ枕を合わせても無理があります。肩の部分をすっぽり受け止めることのできる敷寝具を用意して、それから、肩の空間を支えることのできる枕選びをします。
よく「快眠できる枕ありませんか?」とご質問を受けますが、敷を調整せずして枕だけで調節できるかというと、多くの場合難しい場面があります。
腰痛のパターンはいろいろあるので、一概に硬いが良い、柔らかいが良いとは言えない
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腰痛といっても実にさまざまです。体圧分散機能のある敷ふとんでも、腰痛に良い場合と、悪くなる場合といろいろなのです。はっきり言えるのは下図のように、敷が身体を支えられずに腰が落ち込んだ状態は良くありません。このことがあるので、硬い目の寝具を選びなさいといわれます。しかしながら、硬いだけでは背骨がアーチ状になり、つらい場合もあります。それゆえに敷のフィッティングが重要になります。
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