2004年ヒュスラーネストとの出会い
2004年11月のIFFT(国際家具見本市)。目立たないブースにでていたのがヒュスラーネストでした。一目でその素性の良さを気に入って近畿でも初の導入を行ったのがスイス生まれのヒュスラーネストというスイスのメーカーのベッド・マットレスでした。その後、ドイツ・ケルンでのimm
cologne(国際家具見本市)で現社長のエイドリアンと出会い、エイドリアンはその後、当店にも来ていただいています。 2008年9月、スイス・ヒュスラーネスト本社を訪問
作り手がどのような思いで、そのようなこだわりでモノづくりをしているか、ということを確かめることは私にとって非常に大切なことです。これはたとえヨーロッパのメーカーといえども例外ではありません。その思いから、2008年9月に本社を訪れることができた。パリのメゾン・エ・オブジェ展示会を見た後に、チューリッヒへ。ヒュスラーネストの若き社長エイドリアン・ヒュスラー氏に出迎えていただき、ベルンとチューリッヒの中間地点にあるOberbippの本社工場を訪れた。
ヒュスラーネストの最大の特徴は独自のウッドスプリングであるリフォーマエレメント
リフォーマエレメントは、同様の他社のウッドスプリングシステムとは違うオリジナルな構造になっています。トリメール板と呼ばれるアスペンとパシフィックメープル(昨年まではヘムロック)という木を垂直に合板した板をラテックスで互い違いに4層構造を成しています。
マットレスは体重やお好みにあわせて2種類+オーバーレイマットレスリフォーマエレメントに組み合わせるオリジナルのラテックスマットレスは7cm厚と5cm厚の2種類。さらに3cmのオーバーレイマットレスが用意されているので、これと組み合わせて計8cmと計10cmのパターンも可能です。一般的には7cmマットレスとの組合わせからご検討ください。純正のマットレスだけでなく、馬毛マットレスや10cm厚のミルフィマットレス等、その他の敷ふとんやマットレスとの組合せも可能です。
ヒュスラーネストオリジナルの無垢材でできた専用ベッド
スノコベッドなどの上に使うこともできますが、専用ベッドを使うことによって、マットがずれにくく収まりよく使うことができます。
ふんわり柔らか目の寝心地。究極の天然100%素材
トリメール板はしなやかに身体に添うので、どちらかというと寝心地はかなりソフト目。特に横寝のサポートはもっとも優れています。横寝しても肩が圧迫されることはほとんどありません。どちらかといえば女性に評価が高いシステムです。体重に関わらず調節が可能といっても、70kg以上の男性が乗ると、オリジナルの5cmや7cmのマットレスでは揺れ戻しが気になり、しっかり感に欠けますので、この場合は3cmのオーバーレイマットレスもしくは馬毛敷パッドと組み合わせるか、整圧敷ふとんやビラベック社のミルフィなどの厚手マットレスを使うことにより、安定感が良くなり自然な寝心地になります。 いままで横寝で肩が圧迫されて痛かった、ソフトな寝心地が欲しいという人がベストでしょう
男性にお試しいただくとオリジナルのマットレスでは少々安定感に欠けるという感想が多く、逆に女性からは「とってもふんわりして気持ちが良い」との感想をいただきます。女性の場合は7cmぐらいのマットレスでいいでしょう。一方、男性の場合は上記にあるように、マットレスとの組合せを変えることでずいぶんと寝心地が変わります。ヒュスラーネストのマットレスにこだわらずにお試しいただくのをおすすめします。 ベッドはいざという時邪魔になるというご高齢の方にはぜひ
女性の高齢者の方で、ベッドは良いんだけど、いざという時に邪魔になってしまうので・・・という理由でベッドを避ける方も少なくありません。リフォーマエレメントならば畳やフローリングの上に直接引くことができ、掃除の際には簡単にたたんだりすることができます。また、身体の下に空気層を作るために、通気性が上がると同時に、床からの冷えが伝わりにくくなります。 |