天然ラテックス100%のセンベラ・マットレス 異なった性格の3種類のマットレス
センベラの最大の特徴は天然ラテックス100%であること。一般に天然ラテックスと称するには天然ラテックスの含有量が80%であれば可能ですが、センベラは100%にこだわります。また、マットレス側もグリーンコットンを始めとして、天然でしかも安全な素材を中心に展開しています。2000年に日本上陸。上陸以来眠りのプロショップの中心的なマットレスでもあります。 ラテックスマットレスの特徴-それは正反発
巷にはテンピュールに代表されるような低反発マットレスや、マニフレックスにに代表される高反発マットレスがありますが、ラテックスマットレスの特徴を一言で言えば「正反発」。程よい反発と優れた体圧分散性を持った素材です。ラテックスとは天然ゴムの木から取れる樹液に発泡剤を加え、型に入れて熱を加えながらパンケーキのように発泡生成する天然100%のウレタンといえます。
ラテックスマットレスの特徴-耐久性と抗菌性
ラテックスマットレスのもう一つの特徴は、耐久性に優れているということです。一般的な使用方法では10年たっても変形はほとんど見られません。もっとも、全てのラテックスがそうではありません。ゴムの樹液の質が悪かったり、発泡剤の攪拌が十分でなかったり、発泡過程で手抜きをしていると、中空の部分、いわゆる「す」ができて耐久性を低下させます。その意味からも、品質の高いラテックスフォームメーカーを選ぶことはかなり重要といえます。この面から言えば、ヨーロッパのフォームメーカーには一日の長があるといえます。
日本に合わせた最高級7ゾーンの天然ラテックスコアのプレミアムにココヤシの芯ラテックスマットレスの本場ヨーロッパでもトップグレードに入るのがプレミアムマットレス。そのプレミアムマットレスとココスターを合体したのが眠りのプロショップSawadaオリジナルの「プレミアム・ココスターマットレス」です。プレミアムの寝心地の良さに加え、ココヤシ芯のしっかりした安定感が抜群のバランスを実現しました。
7ゾーンの天然ラテックスコアに冬用面と夏用面両サイド使える
ラテックスマットレスの本場ヨーロッパでもトップグレードに入るのがプレミアムマットレスです。身体の体重の圧力に合わせて、硬さが異なる7つのゾーンからなる高級タイプです。マットレスカバーは保温性の高いピートウール(泥炭ウール)とマイヤー織の面がある冬面、表生地が熱伝導性が高いリネン麻で、中わたが麻とウールになってさわやかに使える夏面が用意されていて、季節に合わせて面を使い分けることができます。
3層構造、中央部は硬めの素材ココヤシファイバー
従来のマットレスからラテックスマットレスに乗り換える場合、最も違和感が少ないのがココスターマットレスでしょう。ラテックス自体は普通の硬さですが、中心部の硬いココヤシファイバーの層がしっかり身体を支えるために、安定感のある寝心地が得られます。一方、ラテックスの変形はココヤシ層で抑えられるために、横寝のサポートは弱くなります。
100%天然ラテックスコアに、グリーンコットンを使ったエコロジーで安全なマットレスカバー
ベーシックですが真面目に作った天然100%ラテックスフォームを使っています。特筆すべきは表のマットレスカバーで、安全なグリーンコットンとオーガニックウールを使用しています。このあたりは、アジアのメーカーではまねのできないところです。
ビーチ材を積層して仕上げる木のスプリングで、コンパクトにダブルスプリング効果を
ヨーロッパで広く使われているウッドスプリングはビーチ材を積層合板にしてアーチ状にし、クッション効果を持たせたもので、高級ベッドにあるダブルスプリングの効果をコンパクトに出すことができます。
フレームは安全なF☆☆☆☆でしっかりしたつくりの中国製なのでリーズナブルプライス
寝心地に影響するマットレスやウッドスプリングはドイツ製でしっかりしたものを選び、それをささえるフレームは中国製のしっかりしたものにしてフレーム全体の価格を抑え、その分マットレスに振り向けてもらおうというリーズナブルな考え方です。
寝心地で一番高い評価を得るプレミアムマットレス
実際にじっくりと寝比べていただいた場合に、3つの中で最も高い評価を得るのは高いだけあってプレミアムマットレスです。ニューナチュラスターは女性に支持が多く、一方ココスターはしっかり感から男性に人気です。 リーズナブル価格でヨーロッパでも上質なレベルの睡眠をセンベラで評価できるのは、寝心地に関係のないベッドフレームを中国製と割り切ってしまったことにあります(日本製の無垢材もありますが)。そのことにより、比較的リーズナブルプライスでヨーロッパでは上級レベルの寝心地を実現することができました。輸入代理店が正直なので為替が円高になれば即座に値下げするという姿勢も好印象です。
オールマイティのマットレスは無い−自分に合ったマットレスを探す
さて巷にはさまざまなマットレスがあふれていますが、眠りのプロショップSawadaはコンセプトとして金属コイルのスプリングは使用しません。それでは非金属(メタルフリー)マットレスの中でどれがいいのでしょうか? マットレスは上に乗せるベッドパッドで寝心地は大きく変化する。ベッドパットと一緒に評価すること
ベッドは使う時に吸湿性を高めるためにベッドパッドを併用します。ところが、シーツだけで寝ている人もすくなくありませんし、吸湿性の無いポリエステルわたのベッドパッドを使ってもあまり効果はありません。実際に試すとよくわかりますが、ベッドパッドの厚さや生地素材によって寝心地は大きく変わるのです。ビラベックの羊毛ベッドパットをお使いの方から「ベッドパッドを代えただけで眠りが良くなった」という声はかなり多いのです。試し寝をする場合にはベッドパッドと組み合わせた状態でお試しいただくことを推奨します。通常はシングルでウール1.5kgでいいのですが、寒がりの方は3kgぐらいのを使った方が気持ち良く眠れるでしょう。 低反発ウレタンの長所と短所
低反発ウレタンはテンピュールやトゥルースリーパーなどに代表されます。アメリカNASAの宇宙船の研究から生れたヴィスコエラスティックフォームを使ったマットレスです。特徴は体圧分散性が良いことです。欠点は重いことと、通気性が悪く蒸れやすく、寝返りが打ちにくい傾向にあるということです。低反発ウレタンはメモリーフォームともいわれるように、身体のラインに従って変形します。この結果、身体に密着することになり、身体から発散される汗の吸湿発散が著しく妨げられるために蒸れが大きく寝苦しくなりがちです。 高反発ウレタンの長所と短所
高反発ウレタンはマニフレックスやシュララフィアなどが代表的です。わざわざ高反発と書くまでもなく、一般的なウレタンがこれに当たります。低反発やラテックスに比べると、マットレス表面の弾性が高く体圧分散性能は落ちます。寝心地は硬いというのが一般的な印象でしょう。長所は軽いことで、マットレスを動かしたりするのが容易です。 ラテックスフォームの長所と短所
ラテックスの特徴は高反発でも低反発でもない程よいバランスの体圧分散性能、重量が変わっても中心部を水平に保持できる保持性にあります。低反発・高反発を含めた中では、寝心地のバランスが最も優れていると云えるでしょう。欠点は重いことで、それも密度が高いほど重量が増えます。特にダブルサイズはおすすめできません。クイーンサイズ(80cmを2本)のように重量を分散した方がいいでしょう。抗菌性能が高いので、ニオイが付きにくく、カビの発生も抑えられます。ただし、ラテックスフォーム本体にカビは生えにくいのですが、周りのカバーはそうでないので過信は禁物です。 耐久性とカビの問題
一律に何年使えるかというのは難しい質問です。体重40kgの方と80kgの方では、あきらかにマットレスに対するストレスが大きく異なります。経験的には低反発ウレタンはへたりやすい傾向にあります。高反発ウレタンも、使っていると重量のかからないところは最初と同じ反発力を持っていますが、体重がかかる部分は次第にへたってきて、その結果、お尻が落ち込み寝姿勢の正しい保持が難しくなります。これらの問題は、スノコでなく、ウッドスプリングなどを併用することによって、体重を分散することができますので有効です。 |