4月も半ばが過ぎ、10日もすればゴールデンウィーク(GW)に突入です。
長期休暇になるとどうしても睡眠は乱れやすいもの。
「寝だめするぞ」とか「夜更かしして溜まったドラマを見るぞ」等々、睡眠時間の乱れる原因は簡単に見つかります。
睡眠の乱れで起きる病気とは
睡眠の乱れで起きる病気があります。
それが「睡眠相後退症候群」という病気。
実際の病気は難治性の病気で、成人するころまでに治ることが多いそうだから、疑似睡眠相後退症候群と言えるかもしれない。
これは、睡眠時間が読んで字のごとく日常生活に適した時間の後ろ、いわゆる夜型の生活になってしまうことです。要するに、夜更かしが続くと体内時計が夜へシフトし、概日リズム睡眠障害ともいいますが、体内時計の調節が困難になった状態なのです。
自分で時差ボケを作ってる?!
遠くへ海外旅行に行くと時差ボケになりますよね。昼夜の時間が逆転するのは当たり前で、簡単にいうなら、「時差ボケ」の状態を自分でつくりだしてしまったのです。
そして、この病気ともいえる状態になると、休み明け会社や学校に行くために朝起きると
- 集中できない
- 食欲がなくなる
- なんとなく体がだるい
- 眠気がとれない
- 頭痛や頭の重さを感じる
などの症状に悩まされることになります。
なってしまったらどうなる?
夜更かしをして乱れた生活をしてしまい、時差ボケ状態になってしまった場合は、早めの対処が必要です。そのままにしておくと、症状が数ヵ月~数年も続いてしまうこともあります。
そうなると、体調不良が慢性的に続くことになります。ひどくなると、自信がなくなったり気持ちが落ち込んだりして、抑うつ症状につながってしまうこともあるので、注意が必要です。
対応方法は?
一番簡単なのは、夜更かししないことです。
休みだからと言って夜型に生活をシフトしてしまうと、中々元通りにすることはできません。夜更かししても、いつもの睡眠時刻のプラス2時間が限界です。朝まで徹夜で遊ぼうと思っているあなた。絶対にやめましょう。
どうしても時間がずれてしまった場合には、一つには起きる時間のみを決定して、眠くなるまで眠らないという方法があります。
2つ目に、海外出張で時差ボケになった時に有効な方法として、食事の時間で朝を決めるという方法があるそうです。睡眠時間を8時間とした場合、8時間食事をとらない時間を作り、その後バランスよい食事をすることで、体に朝が来たと思わせるそうです。同様のことをしても効果が期待できるかもしれません。
どちらにせよ、朝起きる時間だけ定め、深夜2時になっても3時になっても、眠くならないうちは寝室には入らないことが大事です。
たとえ睡眠時間が短くなったとしても、翌日の晩には睡眠不足になるので、眠くなるでしょう。そして、決められた時刻に起きることを習慣化できれば、朝起きるのもつらくなくなるはずです。
まとめ
長期休暇だからといって、「長時間睡眠」や「夜更かし」はNGです。
海外に行ったわけでもないのに「時差ボケ」になってしますこともあります。
休み明けに元気に会社や学校へ行けるように、休みだからこそ生活のリズムを整えるのはどうでしょうか。
普段から睡眠時間が足りていないのは、生活の乱れが原因かもしれません。良い睡眠を取って、最高のパフォーマンスで生活できれば、残業や余分な勉強も必要なくなるかもしれませんね。