スッキリした目覚めの朝。
起きようとすると肩や首が痛いということありませんか?
一般的によく言われるのは、まくらがあってないから…。
その肩こり、じつは枕が原因ではなく、
他の原因で寝ているあいだにおきていることがあります。
睡眠の質を悪くする「朝型肩こり」
肩こりの原因には、デスクワークによる目の疲れ、同じ姿勢での長時間作業、極度の緊張する状況などが原因で肩がこることがあります。
では、体を休めたはずの朝に肩がこっているのはなぜでしょう?
その原因「寒さ」にあり!
春や秋など暑さ寒さが和らぎ、過ごしやすい季節になると薄い布団や薄着になりますよね。実は、それが原因で肩がこっているかもしれません。
日中と夜とで寒暖の差が大きい季節では、昼間の気温が20度以上でも、夜から明け方の気温が10℃前後に低下することもあります。その時に布団の外に肩や首が出ていたり、布団全体の保温力が足りないと、寒さで血管が収縮し、筋肉がこわばり血行不良を起こしてしまうのです。
そうすると、筋肉が緊張している状態ですから体が休まらず、肩こりだけでなく、睡眠の質にまで悪影響がでてきます。
肩こりを和らげる解決方法
朝型肩こりにならないための対処法を考えてみましょう。
- マフラーやタオルを緩く巻いて眠る
- ネックウォーマーを付けて寝る
- 肩あてを使う
- 夜の気温を確認して、使う寝具を変える
以上が簡単な対策方法です。
本格的に対策するなら、眠っている間の環境づくりを見直す必要があるかもしれません。
朝型肩こりは夏にも起こります
「寒暖差の大きい季節だけでなく、夏も朝に肩こりになる」という人は、首や肩が扇風機の風やエアコンの冷気で冷やされているのかも。汗が乾くときの気化熱は想像以上に熱を奪います。
一晩でかく汗の量は、個人差がありますが約200~600ccです。これは季節を問いません。暖かくなるとこの汗が蒸れて不快になる原因となり、蒸れを防ぐために布団を跳ね飛ばして、朝気温が下がってくると肩の冷えにつながっていくのです。
まとめ
朝に肩や首が痛くてツラいと感じたときは、冷やし過ぎないように何らかの対策をしたいものです。
また、季節による寒暖差の変化だけでなく、寝室環境・寝具環境によっては、夏にも冷えによる肩こりが起こることもあるので、注意が必要です。
肩や首を冷やさない工夫や、寝具の買い替え、寝室の温湿度環境のコントロールをして快適な睡眠を手に入れましょう。