意外なものが原因に!! 眠りを悪くする5つのNG習慣

眠る少女

「睡眠障害」という言葉聞いたことありませんか。

  1. 寝つきが悪い
  2. 眠りが浅い
  3. 疲れが取れない など

日本人の6人に1人は眠りに関する悩みを抱えているそうです。

実は、快適な睡眠のために取り入れている習慣の中には、
睡眠を悪くする原因となっているものがあります。
それを見直すことで、睡眠の質が良くなるかもしれません。

NG習慣.1 電気毛布を一晩中つけたまま寝る

眠るということは、簡単に言うと体と脳を休ませるためにしています。
この休ませるためには、適切な深部体温の低下が必要です。

通常の睡眠では、寝ている間に汗をかくことで臓器などの熱を発散し、深部体温を低くします。
ところが、電気毛布をつけたままにしておくと、体温が下がらないために、身体が休まりません。
また、体は体温を下げようと汗をかきますので、不快感が生じ、眠りが浅くなります。

さらには、汗をかく=体の水分が奪われるので、のどが渇いたり、疲れが取れなかったり、最悪は血液濃度が高くなり脳梗塞などを招く危険性があるのです。

とはいえ、冷たい布団では寝にくいですよね。そういう方は、

  1. 電気敷毛布は寝るときに切ってしまう。
  2. ウール敷毛布やムートンシーツなどの敷毛布をつかう。
  3. 湯たんぽや電気アンカなどの補助寝具を使う。(低温やけどにはご注意を)
  4. 温熱電位敷き布団のような健康医療機器寝具を使う

などの方法があります。

いずれにせよ、「過ぎたるは猶及ばざるが如し」です。

NG習慣.2 寝室で「眠る」という行為以外をする

布団の上で眠くなるまでスマホをいじったり、音楽を聴いたり、本を読んだりすることは、睡眠の質を悪くしたり、不眠の原因や寝起きの悪さの原因となります。
まず、スマホの液晶画面に使われているLEDが発するブルーライトは、メラトニン=睡眠ホルモンの分泌を抑制します。これは、テレビやパソコンの画面も同様です。
ベッドの中で携帯を使う女性

音楽は時と場合によりますが、聞くのであればタイマーを掛け、クラッシックやスローテンポのインストゥルメンタルのようなリラックスできる音楽が良いでしょう。聞き入るのではなく聞こえるくらいの感覚で、脳を興奮させないことが大切です。

本も同様ですが、寝室=寝るための空間という意識付けを、本を読む空間やスマホを見る空間にしてしまうと、寝ること以外が気になってしまうという悪い習慣が癖づくことがあるそうです。そうすると、不眠の原因となるので、できる限り寝室には何も持ち込まないことが大切です。

NG習慣.3 フリースやマイクロファイバーなどの化繊パジャマを着て寝る

寒い冬は、フリースやマイクロファイバーなどの起毛したパジャマがたくさん売られているので、つい買ってしまいますよね。それでも足りないと、何枚も重ね着して寒さ対策をする方もいるでしょう。ですが、それは絶対やめた方が眠りの質が良くなります。

起毛した化繊生地のパジャマを身につけると、睡眠中にかく汗が全く吸収されません。同様に、過剰に重ね着していたりすると体温調節のために発汗量が多くなる場合があります。この汗による湿度の上昇が睡眠の快適さと大きくかかわるので、汗を吸わない素材は眠りを悪くしてしまうのです。

また、伸縮性が少ない生地で空間に余裕のないパジャマは、スムーズな寝返りを妨げ、慢性的な疲労・腰痛・肩こり、などの原因となります。
着る毛布も流行っているようですが、自然な寝返りがしにくくなるので、あくまでも部屋着の防寒具として使いましょう。

おすすめのパジャマは、綿やシルク、麻やウール素材などの天然素材でできたパジャマです。
昨今中国製パジャマが多いですが、生産国ではなく縫製だったり、袖周りや胴回りの余裕があるかなどが、パジャマを選ぶ上でのポイントです。
できるだけ肌触りが良く、寝返りの打ちやすい素材が良いでしょう。
薄いパジャマだと寒いと感じる方は、寝具の保温力が足らないかもしれませんね。

NG習慣.4 冷え性だからと靴下を履いたまま寝る

これは、別の記事でも書きましたが、冷え性で眠れないからと、靴下を履いたまま布団に入ってはダメです。
  1. 睡眠とは体温を下げることです。足が冷たくなるのは当たり前
  2. 体温を下げる放熱板の役目をしているのが手足
  3. 靴下をはくと反対に冷える
  4. 足の蒸れは不快感と体温低下の原因

NG習慣.5 遮光カーテンで部屋を暗くする

これはどちらかというと目覚めに関係しています。

朝起きてから朝日を浴びると、体内時計がリセットされるという話はよくありますが、実は起きる30分前から少しずつ明るくすることで、寝起きをよくすることができます。遮光カーテンやブラインドなどの光を遮るもので、朝日が差し込むのを遮ってしまうと、体が起きる準備をしてくれないので、目覚めが悪くなってしまうのです。

これは、ライトなどの光でもあ代用することが可能です。最近では、目覚める時間をセットしておくと、ゆっくりと明るくなっていき、目覚めの時間には音楽とともに部屋を明るくしてくれるシーリングライトや電気スタンドもあるそうです。

交代勤務の方や時間が不規則な方などは特に注意が必要で、朝の光を浴びれないことがうつ病の一因となることもあるそうです。

まとめ

寝室=寝るための部屋と決め、できる限り布団の上でほかの行為をしない。

暖かく眠るためと、パジャマや靴下、電気敷毛布などで過剰に暖め過ぎない

冬季の寝室の温度は16〜19℃が理想。湿度は55%±5%にする。過剰な加湿はカビの原因にも。

NG習慣をやめて、快適な睡眠生活を送りましょう。

メルマガにご登録いただくと、快眠情報をお届けします。