寝ている時の腰の痛みを解決する3つの方法

睡眠時間は十分なはずなのに疲れが残っている。
朝起きた時、腰がだるい、痛いといったことはないでしょうか?
しかも日中まで腰の痛みが出てきて、ますます不安に……。

できればそんな腰の悩み解決したいですよね。

そこで、その痛みを少しでも解決する3つの方法を試してみてください。

  1. 横向きに寝てみる
  2. 枕を低くしてみる
  3. 腰の下にタオルなどで厚みを作る
人の骨格、特に背骨のカーブは、生活環境によって千差万別です。
図を見てください。正常な腰のカーブに比べ、筋肉が緊張状態にあることで起こる腰のカーブの強い状態を「反り腰」、背骨から腰にかけてカーブの少ない姿勢を「平背(へいはい)」といいます。

「反り腰」の人は仰向け寝をすると寝具と腰の間に隙間ができます。ちょうど、寝た状態で腰の下に掌を入れると隙間が空く状態です。もちろん硬い床や畳の上で寝れば、正しい姿勢の人でも隙間があきます。
この反り腰の姿勢では、常にブリッジをしている様な状態ですから、腰への負担がすごく大きくなります。
この背骨のカーブの人は、猫背の方に多く見られます。

一方「平背」の方が仰向けに寝ると、本来背骨のS字カーブがスプリングのような効果で、クッションの役割をするのですが、反ればほとんどないため腰、特に椎間板に負担が及ぶため、腰痛やヘルニアの原因になりやすいと言われます。ストレートネックの原因も同じようなことが多いのですが、スマホを見る目線を下に向けた姿勢は、頸や腰への負担が大きい姿勢です。また、デスクワークが多い方などが、椅子に浅く腰を掛け背もたれにもたれかかっている姿勢もこの平背の原因となります。

その様な、背骨のS字カーブが正しくない「反り腰」「平背」の人は、腰のカーブを正しいものに近づけることで、寝ている時の腰の痛みや不快感がが和らぐかもしれません。

前置きが長くなりましたが、

解決方法1.横向き寝に寝る

これは簡単なようで難しいですが、腰のカーブが痛くない状態で眠ることで睡眠の質を上げることが目的です。
特に横向き寝の場合、腰ではなく肩への負担が大きくなるので、短期的な解決方法です。

横向き寝に寝る場合は、枕を普段より高くして、抱き枕やなければ筒状に巻いた毛布で代用したものを抱きかかえて眠るとより効果的です。

解決方法2.枕を低くしてみる

枕を低くすることで、首が引っ張られている状態を緩和し、尚且つ寝姿勢をよくすることが目的です。高い枕は、頸にはもちろんですが、腰にも大きな負担をかけることがあります。寝にくいかもしれませんが、腰の負担が改善されることがあります。

解決方法3.腰の下にタオルなどで厚みを作る

よく聞くのが、低反発マットレスや古くなったマットレス等で腰が落ち込んでしまって痛いというお話。新しく買い換えれば話は早いのかもしれませんが、すぐに買い換えることができないこともありますよね。そんな時の対処方法です。

落ち込む腰の部分に、バスタオルや敷パッドシーツ、毛布などを必要な高さになるように畳んで腰の下になる部分に敷くだけ。
これだけで寝姿勢が改善され、腰や頸への負担が減らせます。

まとめ

正しい姿勢を保つことがベストですが、反り腰や平背になってしまっている方は、少しの工夫で寝心地と睡眠の質の改善につながることも。3つの方法を順番に試して、自分に合った方法を見つけてくださいね。場合によっては組み合わせることも必要かもしれません。

ただし、あくまでも一時的な対処方法です。
痛みのひどい方は病院に行かれることをおすすめします。

寝具が合わない方は、ちゃんと選んで買い換えることが必要かもしれませんね。

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